七百三十四回目

・最近楽しい。
稲木のような楽しさは生涯望むべくもないが、俺としては楽しい。
色々な人と話すと色々な人が居て楽しい。
オンリーワンな人は特に楽しい。
同期にも3人ぐらいオンリーワンな人が居て楽しい。
中井もオンリーワンで楽しい。
意外と将来が固まっていたのには驚いたが。
中井にはいつまでもオンリーワンでいて欲しい。


・でも一方でつまらない。
ていうかあのツナ野郎はまじ上段蹴りする寸前だった。
要は麻雀で5万円負けてしまったのだ。
バイク買っちゃったから金なんかないのに。
不毛すぎる金の使い方だ。
しかもいつもゴミカスとバカにしてカモりまくって、同情して麻雀の本貸してあげたりしてたあのツナ野郎に負けてしまったのだ。
だが認めよう。
俺はギャンブルが弱いのだ。
たぶん金を投資につぎ込んだりしたら負けるだろう。
でもあのツナ野郎に引導を渡されるのは悔しすぎる。
せめてボコボコにしてから辞めたい。
喧嘩したらたぶんボコボコにできるけどね。
だから今日から俺は麻雀のトレーニングに勤しむよ。
なんて不毛社会人生活なのだろうか。