百四十八回目

・クソ眠いわこんちくしょう。
昨日は寝なかった。
つか毎日寝るの朝の7時ぐらいだったからいきなり早寝早起きしろとかいわれても実際無理だ。
がんばって寝ないで部活もバイトもこなしましたよ。
レポートの本もかき集めましたよ。
でも読むひまねぇ。
成人式の日は勉強するか。
別に大した予定が入ってるわけでもないし。
つか勉強しないとムリポです。





・バイトの帰りに電車の中で鼻血が出た。
俺が上を向いて鼻血かこぼれるのをこらえていると、ダンディーでもなんでもない普通のおっさんがティッシュをくれた。
隣に居たきれいなおねーちゃんや同年代の青年は俺が鼻血を出しているのには気づいていただろうが、完全に無視だった。
記憶をたどると、俺のことを助けてくれる人はいっつもなんでもない普通なおっさんな気がする。
おばちゃんもお姉さんもおばあさんもおじいさんもお兄さんも少年も少女もガキも俺のことを助けてはくれないのだ。
俺のことを助けてくれるのは毎回なんでもないおっさんなのだ。
この世で一番やさしい人種は普通のおっさんだよ。
俺もあんなふうに優しい普通のおっさんになりたいもんだ。
というわけでおっさんありがとう。
さすがの俺も3回ぐらいお礼を言ったよ。
おっさんありがとう。
おっさんは最高だ。
リアルを感じることができるからね。
僕は理想より現実が好きだ。
夢想するよりも汚い現実の中で生きたい。
将来するなら現実を思い知ることのできる仕事ですね。
リアルに生きるぞ。
ファンタジーなんか嘘っぱち嫌いだよ。
福本とか闇金ウシジマくんみたいな夢のない漫画のほうが好きだよ。
理想の生き方はフーテンの寅さんか田中角栄だろ。
何が言いたいのかはよく分からないけど眠いから寝る。