八百五十一回目:家庭内クラウドビジネス

・ボーナスが出たので、今日の昼テレビを買いに電気屋に行ったんだけど、電機メーカーにムカついてしまって結局買わなかった。
理由はどうも電機メーカーが既得権益にしがみついてる気がしてならなかったので。




・僕は社会人になってからテレビなし生活を続けているんだけど、もともとスポーツと映画とNスぺのおもしろそうな回ぐらいしか観ない人なので、特段何の不便も感じていないんですよね。
ただ、映画観るのは結構好きなので、ツタヤとかで借りてきて、とりあえずISO形式で全部吸い出して外付けHDD(無線接続)に溜めておき、ヒマな時にDAEMON TOOLSを使って観るってことをしている。
で、何年かそれを続けてきたので、外付けHDDには映画が500GB分ぐらいは溜まっているんですよ。
ただ、ノートPCのちっさい画面でそれを観ているのもいまいち面白くないので、溜めた映画を大画面で観たいと思いテレビを買いに行ったという訳。
しかし、テレビさんはそんなことは許してくれないらしい。
PCとHDMI端子でつなげばテレビをディスプレイ化することぐらいしかできない。
でもそれだと音はPCのままだし有線引っ張るのが馬鹿馬鹿しい。
テレビに無線で飛ばせれば良いけど、それもできない。
で、そんぐらい頑張れよと電機メーカーにムカついてしまったわけ。




・こう考えたのは、そもそもPCでブルーレイ再生できるのにわざわざブルーレイプレイヤー買うのとか無駄だろと思ったから。
良く考えると同様に無駄なものっていっぱいある。
今パソコンでPS3が動くかどうかは知らないけど、PS2までならエミュで動かせるから、プレステなんかいらない。
CDとか本とかも、僕は本棚に並べておくのが好きなので買う派ですが、iPod電子書籍を使う人には不要だろう。
電子、オーディーオ、書籍テレビが全部HDDに無線でつながってれば、本もCDもブルーレイも要らなくなる気がするんですよね。
で、リモコン代わりにiPadみたいなタブレット端末でそれぞれの機器を操作できるようにすれば、検索も容易だしリモコンも要らなくなる。
繰り返すと僕の考えは以下の通り。
PCは音楽や映画やゲームをHDD(サーバー)に取り込むインターフェイスとして使用(あとWordとかの事務用に)。
もちろんそれがすべてネット経由で買えればさらに便利だし、ネット経由でWeb上に溜め込めればHDDすら要らなくなる。
で、PCから取り込んだり、ネット経由で買ったそれぞれのコンテンツを無線orネットを介してテレビやオーディオ、電子書籍等で出力して楽しむ。
そしてその際のライブラリの検索、リモコン操作の役割はタブレット端末が担う。
これぞ家庭内クラウド
絶対便利だと思う。




・これぐらい考える人はいくらでもいるだろうし、技術的にもそんなに難しいとは思えない。
ソニーあたりがやる気を出せば、すぐ実現しそうな気がするんだけど、やらないってことは著作権とかの縛りかそれともそれをやると既存の製品が売れなくなって会社に害が出ると考えてるかのどっちかだと思うんですよね。
でも、既存の成功体験に縛られてる会社は結局変革できずに没落してくんですよ!
だから、ソニーあたりが是非やってほしいですね。
家庭内クラウドビジネス。
これうまくやれば家庭内の製品をまとめて一社の製品に買い替えさせることが可能だと思うし、儲かる商売だと思うんですけどねぇ。




・が、現状は不可能なのでとりあえず新しいPC(本体のみ)を買おうかなと思案中。
PC本体をテレビとオーディオに繋いで、無線で外付けHDDに繋げぎ、無線のキーボードとマウスで操作すれば疑似クラウドにはなるだろう。
でも、それにお金かけるんだったら、ブルーレイHDDプレイヤー買った方が安いんだよなぁ。
ジレンマです。